様々な制度や方法論が行き詰っている。やみくもに前に進んでいればそれなりにつじつまが合う時代は過ぎ去った。
時代は「編集」を求めている。
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☆■収集(分けると分かる) 収集・選択・分類・流派・系統 H■焦点(ニュースにする) 焦点・報道・統御
A■編定(縮めて伝える) 編定・要約・凝縮・翻訳・結合 I■境界(区切りを変える) 境界・場面
B■原型(型にして見る) 原型・模型・適合・列挙・配置・意匠・装飾・図解 J■周期(リズムをつける) 周期・曲節
C■順番(繋げて較べる) 順番・規則・交換・競合・比較・共鳴 K■諧謔(おおげさにする) 歪曲・不調・輪郭・諧謔
D■暗示(含みを持たせる) 暗示・相似・擬態・象徴 L■形態(構造を見つける) 構造・形態・生態
E■引用(盗んで補う) 比喩・推理・引用・例示・補償 M■劇化(物語で遊ぶ) 筋道・脚本・劇化・遊戯
F■注釈(付け加える) 注釈・付加・削除・拉致・保留・代行 N■綜合(みんなまとめる) 総合・創造
G■模擬(測って調べる) 模擬・測度・強調・変容 △■編集思考素

【64編集技法コラム-27】引用(盗んで補う)

 過去の情報を有効に活用し、組み立てて新たな情報系をつくりあげたり、物事の理解のために用いる編集技術が「引用」です。
 多くの引用が近代に盗作とか剽窃(ひょうせつ)として禁じられていますが、日本の文芸の中核をなす「本歌取り」などの編集法を無視するわけにはいきません。それは先例や事例ともなって、事態の進行を方針づける役割も果たし、推論や理由づけの根拠ともなり、多くのメタファー(隠喩)や見立てを成り立たせます。
 たとえばパソコンを起動して最初に表示される画面はヨーロッパ型の「机の上」を画面上に例えたデスクトップメタファーです。このメタファーを舞台や庭園にすると、情報の組み立て方がすっかり変化するでしょう。このような情報の引用性は情報を補い、理解を援助するあらゆる情報技術を発生させているのです。

(64編集技法解説: 編集学校師範 高橋秀元)


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