【64編集技法コラム-38】諧謔(おおげさにする)
自然界のリズムは安定しているようでいて、予測が不可能な乱調をおこします。「美は乱調にあり」というように、それは人間を覚醒させ、いわば超自然的な崇高を感じさせることもあります。そこには調子を狂わせたり、ミスマッチをわざと作り出す編集や錯覚・誤解・変節を利用したトリックの編集があり、冗談やユーモア、軽口や音曲の地口、コントやパロディなどの諧謔の編集もひそんでるのです。
このような諧謔の背後には特徴的な輪郭の析出、対象の特異な変化を取り出すプロフィール化、さらにその一部をおおげさに強調したカルカチュアライズなどの編集技法がはたらいています。
(64編集技法解説: 編集学校師範 高橋秀元)






