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Ⅱ 教育の現場から-13.ブランドづくり

「5カ年計画」に基づき、実施できるもから手をつけていく。
特に、目に見える施策に効果があった。前述の講評会のラウンドテーブル化や教授室の大部屋化に続き、取り組んだのは「科のカタログ」つくりである。ブランドを上げるには中身をしっかりつくり上げると同時に、外に向かって自分たちがやっていることを発信し、知ってもらうことが重要と考えたからだ。
が当初、広報部からは予算が下りなかった。「科単独で、これまでそんなことをやったことがない」と言う。「自費でやる」と突っ張ると、見積もりの半額の予算がやっとこさ下りた。半額ではろくなものが出来ない。そこでやむなく手作りでやろうということになった。
学生と先生とが一緒になって、5ヵ年計画立案の議論をしながらのカタログつくりとなり、いろんなアイデアを盛り込み、心のこもった充実した内容のものになった。
同時に、科のカラーやロゴ、それにシンボルマークづくりにも取り組んだ。
これらは夏休み前に出来上り、それをまず科の全学生に渡し、自宅にもち帰って親御さんに見てもらった。子供さんがどういう所でどんなことを学び、世の中のためにどんなお役に立てるのかがよく分かった、と言って親御さんが喜んでくれた。夏休み中のオープンキャンパス、進学相談会に威力を発揮したのは言うまでもない。
次の年、多くの学科が追随してきた。ちゃんと予算ももらえたそうで、科の若い先生たちは悔しがった。が、「真似るよりより真似されろ」である。
それと上杉鷹山の話ではないが、消し炭に火がつき、だんだんと周りが燃え盛り、そのうちがんがん熱くなり、当大学全体のブランドが上がればしめたものではないか。
目標の9月には、何とか、科の「5カ年計画」を学校側に答申できた。

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